中学受験ブログ『中学受験どっくす』のマナトです。

学校選びのポイントって色々ありすぎて「これぞ!」という視点が絞り切れない・・・
このようなお悩みを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
志望校を選ぶ時に私が大切にしていること
現在、娘(マキ)と一緒に中学受験を頑張っていますが、
実は進学先に強いこだわりはありません。
もちろん熱望校はありますし、その学校とご縁があったらいいなとは思いますが、
絶対にその学校でなければならないという想いは持たないようにしています。
それは、一発勝負で受かるかどうか分からないからということもありますが、
どこへ行っても結局は自分の頑張り次第だと信じているからです。
きれいごとのように思われてしまうかもしれませんが、
このように考えている理由が大きく2つほどあります。
よく言われるように、難関校に行けても”深海魚”では困ります。
逆に、少し学校の偏差値が下がってもトップは非常に優秀です。
「鶏口牛後」という四字熟語が私たちに伝える通りで、
その環境の中のポジションが自信や実績を作っていくと思います。
特に大切なのは、自己肯定感や自己効力感です。
自己肯定感はありのままの自分を受け入れられることですが、
自己効力感は目標に向けて自分ができる!と思うことですね。
最難関でも周りが優秀で自信が持てないことはよくあります。
それであれば、ある程度自分が良いポジションにいられることで、
自信を育てたり、頑張る自分を気に入ることができるほうが、
長い目で見たら幸せを実感しやすい人生を歩める気がします。
私の姉や弟は決して偏差値の高い中高ではないですが、
その中で頑張ったために高難度の大学に進学できました。
その後、二人とも、大人になっても勉強を楽しんでいます。
私は幸運にも神奈川御三家に進学することができて、
色々な面で学校の恩恵を受けることができたと思います。
ハイレベルな友人や授業、先生方の応援・支援などなど。
この点には感謝してもしつくせない面があります。
しかし、私が中学以降の勉強で大切だと思っているのは、
「自分に合った勉強法を確立し、実践すること」です。
これが最も大切で、この軸があると非常に強いのです。
極端な話をすると、学校の授業も「一つの手段」です。
塾も、参考書も、あらゆる勉強法が自分にとって手段です。
何が自分に向くのか、自分で考え、組み合わせます。
つまり、最終的には「結局、勉強は独学」だということです。
手段はたくさん提供される環境にいるのは幸運でしょう。
ただ、提供されればされるほど、選べなくなるのも事実です。
逆に少し足りないくらいのほうが自分で頭を働かせます。
大学受験は特に、学校や塾のせいにはできません。
自分で勉強方法を選び、学び、自分で試験を受けにいきます。
そう考えると、進学先がどこか?は最後はあまり関係なく、
偏差値よりも気に入った学校に行くほうがよっぽど大事です。

皆さんはどうお感じになったでしょうか?
学校選びの際に、娘(マキ)と必ず会話していることとして、
「この学校なら頑張れそう?」
という内容が挙げられます。
中学受験がゴールではなくその先の頑張る自分がイメージできるか。
「ここなら・・!」と思える学校が何校もあると安心できます。
モチベーション的にも熱望校を持つことは大切ですが、
頑張れそうだと思える学校を複数持つことが大事だと思います。
皆さんにもそうした学校ができるように願っております。