中学受験ブログ『中学受験どっくす』のマナトです。
2026年2月、娘の中学受験が終わりました。
このブログを立ち上げたとき、いつかこの記事を書く日が来ると思っておりました。
「中学受験はしたほうがいいのか?」
経験を終えた親として、できる限り誠実に書きたいと思います。
これから受験を検討している方、受験勉強まっただなかの方、
そしてちょうど我が家と同じ時期に戦い抜いた皆さんに届けば幸いです。
2026年入試結果報告
まず、結果から報告します。
受験した4校のうち、3校に合格することができました。
- 第一志望校(持ち偏差値+3):残念
- 第二志望校(持ち偏差値-4):残念 → 後日の試験でリベンジ合格
- 第三志望校(持ち偏差値-10):合格
- 前受け2校(持ち偏差値-4と±0):合格
最終結果としては「5校中4校合格」となりましたが、
第一志望校を熱望し、できる対策はし尽くした状態での不合格はつらかったです。
また、第二志望校の第一回不合格も気持ちの切替が必要だったと思います。
親としても、第二回以降の合否開示を見る手が震えました。
最終的には進学先を一つでも頂けたこと、
数ある学校の中でも特に本人が気に入っていた第二志望校に進学できること、
そのすべてをご縁と感じ、感謝しながら入学のその日を待っています。
喪失感と向き合った日々
第一志望の不合格が分かった時、家族全員がショックを受けていました。
本人は「通いたかった」と心からの無念さを口にしていました。
何度も訪れましたし、グッズも持っていた学校だったので、喪失感が大きかったです。
「こんなに頑張ったのに、憧れた学校に行くという人生が閉ざされた」
という現実を12歳の少年少女が受け入れるというのは過酷なことだと思います。
わが子が必死に耐える姿を見るのは親としてもつらかったですね。
同じ塾で一緒に頑張っていた友達が合格し、自分は届かない。
進学先が離れ離れになるだけではなく、その後の友情に影響が出てしまう。
——そういう現実も、受験にはあります。
我が家もそれを経験しました。
そして、私が12歳だった当時も、塾で仲良かった友達だけが私の第一志望に受かりました。
その痛みをどう受け止めるか。
むやみに前向きな声掛けをしても効果は薄いことが多いと思います。
親は、子どもと一緒に時間をかけて向き合うしかないと感じました。
約1か月ほどの時間をかけて、前向きな強い娘が戻ってきたように思います。
第一志望校への想い
そもそも、中学受験で「絶対に第一志望校」という考え方には無理があります。
大学受験のように浪人で再チャレンジということわけにもいきません。
ですから、幅広い偏差値帯の中から気に入る学校を増やしておくこと、
その選択肢を広げるためにもできる限りの学力向上を怠らないことしかできません。
第二志望校(進学先)は、もともと「とても気に入っていた学校」でした。
第一志望を目指しながらも、何度か見学に行き、娘自身が「ここも好き 」と言っていた学校です。
親としても素晴らしい学校であると感じました。
持ち偏差値にも回によっては5以上余裕がある状態でした。
しかし、第一志望校は4年でスタートしたその月から目指すと決めた特別な学校です。
そのような想いがあったからこそ、同じ目標を持つ友達と励まし合い走って来られました。
言葉は悪いですが、伴走者としてその想いを「利用してしまっていた」とも言えます。
「目標校に受かりたいね!」と頑張るエンジンを刺激したこともありましたし、
本人の勉強モチベーションが高まるように説明会の時にグッズを買ったこともありました。
学校別対策も、8割以上は第一志望校の対策に向けたと思います。
過去問は20年分以上解き、11月以降は合格点も出ていたので問題への親和性も感じていました。
塾の先生も非常に手ごたえを感じていただけに、報告時にはとても残念そうでした。
このような経験を経て、「第一志望への想い」をどのように取り扱えばよいか、
これは中学受験において簡単に答えが出る問題ではないなと思うにいたりました。
気持ちの切り替えプロセス
第一志望が残念であることが分かってから、以下のようなプロセスを踏みました。
小学生はもちろん、大人であっても愛着を持った存在をすぐに切り離すことは困難です。
行きたかった、通いたかった、なぜダメだったのか・・・
その気持ちを尊重せずに、「第二志望もいい学校じゃん!」と励ますのは逆効果です。
(子どものつらい姿を見ていられない気持ちは分かりますが・・・)
子どもによって切り替えが進むタイミングは異なると思いますが、
本人が納得するまで自由に沈む時間を設けることが大切なのかなと感じました。
悩んでいることや失ったことをずっと考えるのはつらいことです。
受験や志望校、進学先の話は基本的にせず、気晴らしをさせることが大切です。
その中で、時折、残念な結果であることを思い出すときもあるでしょう。
しかし、感情を発露し、気晴らしをしている間に、
日にちが経ち、頭が整理され、徐々に受け入れる態勢ができてくるものです。
自分はダメだったけど、あの子は受かっているといいな。とか、
自分が行く学校もこんないいところがあったよね。など、前向きな言葉がちらほらと
出てくるようになると思います。(とても時間のかかる子もいると思います。)
そうしたら、見守るほうとしても、前向きな情報をそっと足していくことで、
前向きになってきた気持ちを補強することができると思います。
気持ちが持ち直してきたら、勇気を持って区切りをつけることが大切です。
例えば、塾に短冊を見に行くとか、受かった子に連絡をとるとか、
合格お祝いの会に参加するとか、過去問やプリント・ノートを捨てるなどです。
自分の中でこれは終わったことなのだ、という儀礼や儀式を経ることで、
胸がチクッと痛みつつも、悔しい経験を糧にできると私は信じています。
こうしたプロセスは一例に過ぎません。
これは大切なものを喪ったときの「グリーフケア(哀しみのケア)」に近いと思います。
大げさに感じられる方もいるかもしれませんが、
これからもあきらめない気持ちを育てる良い機会であると考えて、向き合いました。
回復期間を経て、娘は入学を楽しみにするようになりました。
「あの学校、制服かわいいんだよね」「部活どうしようかな」
——そんな言葉が聞こえてくるようになったとき、親として本当にほっとしました。
縁のある学校に、ちゃんと導かれた。今ではそう感じています。
中学受験のメリット・デメリット
こうした経験を踏まえて、中学受験のメリット・デメリットを語ります。
中学受験のメリット
- 学力の確かな向上
- 学習習慣の形成
- 中高一貫校という環境の獲得
- 人生における本気の挑戦
特に私が強調したいのは4点目です。
12歳で、本気の目標を持って努力する経験——これはなかなか得難いものです。
その意味で、スポーツや芸術でも叶えることができると思います。
しかし、「合格か、不合格か」という人生の岐路を明確に突き付けられるのが受験です。
自分で計画を立て、苦手と向き合い、本番に臨む。
そのプロセス全体が、人間としての成長につながり、結果が残念でもその過程は消えません。
中学受験のデメリット
- 他の活動の犠牲
- 座学への偏重
- 家族全体への負荷
- 残酷な現実の受容
裏を返すと、やはり大変すぎる、過酷すぎる、という面は否めないと思います。
そして、これだけ生成AIが発達した世の中において、
脳を鍛える、習慣を身に付けるという狙いがあったとしても
ここまで座学に膨大な時間を割くことが良いのかどうかは分かりません。
これから受験に臨む方はこうした事実も含め、
「あえてうちは受験する」という意識や覚悟を持ったほうがいいと感じます。
それでも、中学受験はしたほうがいいのか?

本人にも聞いてみました。
まず、私は正直なところ「やってよかった」と思います。
結果とそこからの回復は大変でしたが、「頑張れる自分」ができあがったと言えるからです。
そして、つらい現実を乗り越えた娘にも聞いてみたところ、
「やったほうがいい。必要なことだったと思う。」と答えていました。
この言葉を聞けたときに、うちはやってよかったなと心から思えたのかもしれません。
本人の人生ですから、私がどう感じるかよりも本人の総括が最も重要です。
最後に、様々な経験を経て、最も大切だと思うことをお伝えしたいと思います。
親がのめりこまず、大きく構えること
ウチの子はほっといたらやらない・・・
私が関与しないと全然ダメ・・・
模試の成績は良いにこしたことはない・・・
過去問がとれなくて不安・・・
全て、中学受験をする親がよく感じることで、
この現象に対して、きちんと傾向と対策をすることは大切だと思います。
しかし、5,6年の伴走をして、結果が出てみて分かったのは、
親が揺らがなければ、成長機会としてメリットを大きく享受できるということです。
結局は合否が大切だ、という方もいるかもしれませんが、
中学受験が全てではない
積み上げたものは消えない
受からなくてもあなたはよく頑張った
大切なのは行った先で頑張ること
こうした言葉を、心から言うことができればどんな結果であっても成功裏に終えることができます。
おわりに
2026年2月、我が家の中学受験は終わりました。
喜びも、悔しさも、安堵も、全部ひっくるめて、本当に濃い3年間でした。
このブログを読んでくださっていた方へ。伴走記を読んで応援してくださった方へ。本当にありがとうございました。
実用的な記事というよりは、総括として感情も含めて書いた記事にはなりましたが、
何かの参考になりましたら幸いです。
これからも受験に役立つ情報を不定期に発信していけたらと思いますので、
よろしくお願いいたします。
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