中学受験ブログ『中学受験どっくす』のマナトです。

国語がなかなか伸びない・・・
良い時と悪い時の差が激しい・・・

完全に我が家がコレなのですが、
自分自身が意識していることなどを整理してみたいと思います。

本日のテーマ

国語読解問題の攻略

まず、なぜ読解問題で点が伸びないか、その要因を探りたいと思います。
以下のことが考えられます。

読み取りに関すること
  • 文章の内容・テーマが難しくて理解できない(論説文など)
  • 使われている単語が難しくて理解できない
  • 話が長すぎて頭に入ってこない(物語文など)
  • 読んでいるうちに前の内容を忘れてしまい、時間を使ってしまう
解答に関すること
  • なんとなくで(感覚的に)解いてしまう/吟味が甘い
  • 解答の根拠を特定できない(文章中から参照箇所を探せない)
  • 選択肢の吟味が甘い
  • 設問で問われていることを厳密に理解していない
  • 日本語を正しく記述できていない(主語・目的語・述語など)

それでは、これらの問題を解決するために、
どのようなチカラを鍛える必要があるのでしょうか。

様々な要素が絡んでいるので
マップのようにしてまとめてみました!

読み取る力

もちろん読書などで文章を読むこと自体に抵抗がないということが前提となりますが、
読み取る力を支えるものはやはり「語彙力」だと思います。

小さな頃から会話や身の回りの文字情報を通じて語彙を鍛えておくと後が楽ですが、
入塾してからもできるだけ毎日語彙の問題集や本・漫画などを進めるのが定番でしょう。
また、漢字練習も漢字だけでなく語彙の習得につながるので一石二鳥です。

そして、こちらは主に難関校向けかもしれませんが、背景知識を知っていることによって、
特に論説文の読解がスムーズに進むことがある
と思います。

たとえば、近年で言うと、「AIとは何か」などを知っていると、それについて書かれた文は
「ああ、あのことね!」とピンとくることが多いと思います。

大学受験の現代文並みに学ぶ必要はないと思いますが、
頻出テーマを軽くさらっておくのも有効ではないかと思います。

また、文章を理解する上で早熟度(精神的成熟度)が高いと有利です。
これは鍛えにくいものですが、大人の会話や心情がピンとくる子は、
論説文も物語文もピンときやすいと思います。

これらが読み取る力の骨格となるのではないかと私は見ていますが、
読み取る力をサポートする能力や技術として2つ挙げました。

1つめは論理的思考能力です。
論理的思考能力は国語に限らず様々な科目で受験生を助けてくれますが、
国語、特に読み取る力においては「知らないことを推測する」のに有効です。

分からない言葉があっても論理力があれば文脈から推測できます。
すぐに鍛えられるものではないのでじわじわ底上げ、という感じでしょうか。

2つめに文章マーキング技術です。
文章に線を引け!とよく言われますが、これは読み取る力を補助してくれます。
人間、長い文章を読んでそれを短期記憶に留め置くのは大変です。
そこで、大切だと思われる箇所を印象付け、場合によってはメモで残しておくと、
問題を解くときに全て読み直す必要がありません。

答える力

文章を読み取った上で、正解を勝ち取るには、
様々な形式の問題に対して正確に答える力を総合的に高める必要があります。

これは、一言で言うと「解答テクニック」にあたります。

この中に様々な個別の技術があると思いますが、

選択肢→パーツに分けて吟味しよう!
接続語補充→選択肢を見る前に逆説か、話題転換かなど、答えをイメージしよう!
記述→主語・目的語・述語をちゃんと書こう!

など、かなり多くのチェックポイントがあると考えられます。
ここは塾の真骨頂ですし、6年になって本格的に学ぶのではないでしょうか。

ただし、テクニックを学ぶだけでは正解にたどりつかないので、
あくまでも読み取る力がベースで、その上に築く得点力だと思います。
(そのために、あまり早期に学ばせない塾もありますね)

答える力についてはいずれ思い当たるテクニックをまとめてみますね。

かなりいろいろあって大変・・・!
しかも、すぐに伸びない能力や技術が多い!

このあたりがほかの科目よりも大変で、
しかも集団塾に任せていたら伸びにくいのかなと思うところもあります。

地道にやっていくしかありませんね。
皆さんの国語能力アップ方法があればぜひおしえてください!