中学受験ブログ『中学受験どっくす』のマナトです。

先月7/20に第27回参議院議員通常選挙の投開票が実施されました。
昨年は第50回衆議院議員総選挙が実施されましたね
衆議院選挙と参議院選挙の違いを押さえることが重要そうです。

なぜ衆議院選挙は多いのか

直近の参議院選挙は第27回、衆議院選挙は第50回でした。
衆議院の任期は4年、参議院は3年ごとに半数改選であるにもかかわらず、
なぜこんなにも回数が違うのでしょうか。

主な理由を2点ほど押さえておきたいです。

1
衆議院に解散があるから

衆議院は内閣総理大臣が「いまだ!」というタイミングで解散できます。
国民の信を問う、という名目でいつでも解散総選挙に持ち込めるわけです。
そのため、4年を待たずに総選挙が行われることも多く、回数が増えます。

一方、参議院には解散がなく、定期的に選挙が行われます。

2
第1回の時期が違うから

衆議院選挙の第1回は1890年です。
大日本帝国憲法の施行後、帝国議会の議員を決める選挙として行われました。

一方、参議院選挙の第1回は1947年です。
日本国憲法の制定とともに貴族院が廃止され、参議院ができました。

この2つの理由をきちんと押さえて記述できるか?は重要なポイントとなりそうです。

衆議院選挙と参議院選挙の違い

選挙権はともに満18歳以上の男女ですが、それ以外の相違点をまとめました。

衆議院議員選挙(2024年実施)参議院議員選挙(2025年実施)
選挙
制度
小選挙区比例代表並立制
解散または任期満了(4年)により全員改選
選挙区制と比例代表制
任期6年、3年ごとに半数改選
定数465議席248議席(1回の改選数は124議席)
選挙権満18歳以上の日本国民(衆議院・参議院共通、2016年から)
被選
挙権
満25歳以上の日本国民満30歳以上の日本国民
重複
立候補
小選挙区と比例代表の重複立候補が可能。
小選挙区で落選しても比例で復活当選あり。
選挙区と比例代表の重複立候補は不可能

まずはここの基本を押さえておきたいですね。
「誤ったものを選びなさい」とか、「X=正 Y=誤」とかの選択肢問題で知識を使いそうです。

この2つの理由をきちんと押さえて記述できるか?は重要なポイントとなりそうです。

選挙区選挙の違い

次に、選挙区選挙について違いを細かく整理しました。

衆議院議員選挙(2024年実施)参議院議員選挙(2025年実施)
選挙区全国を289の小選挙区に分割
1つの選挙区から1人のみが当選
各都道府県を単位とする選挙区(45選挙区)
1つの選挙区から複数人(2~6人)が当選
定数289議席148議席(1回の改選数は74議席)
1票の格差最大2.06倍最大3.13倍
投票方法有権者は候補者名のみを投票する。

1票の格差に違いがあることは押さえておきたいですね!
1票の格差とは、議員1人あたりの有権者の数が異なり、1票の価値に格差が生まれること、ですね。

参議院議員選挙では、徳島選挙区に対して、神奈川選挙区の1票の価値が1/3以下となりました。
(つまり、議員1人に対して、有権者の数が3倍以上であるということ)

比例代表選挙の違い

最後に、比例代表選挙について違いを細かく整理しました。

衆議院議員選挙(2024年実施)参議院議員選挙(2025年実施)
選挙区全国を11ブロックに分割
北海道/東北/東京/北関東/南関東/東海
北陸信越/近畿/中国/四国/九州
全国1ブロック(全国比例)
定数176議席100議席(1回の改選数は50議席)
名簿方式拘束名簿式
政党があらかじめ順位を定めた名簿提出。
非拘束名簿式
政党があらかじめ名簿提出、順位は定めない。
その他
制度
特定枠制度(2018年から)
政党が特定枠として候補者を設定可能。
その候補者は得票数に関わらず優先的に当選。
投票
方法
有権者は政党名のみを投票する。
提名簿の上位から当選が決まる。
有権者は政党名または候補者名を投票でき、
候補者個人への投票が多いほど上位当選。
得票数
計算方法
ドント式(衆議院・参議院共通)
各党の得票数を整数で順番に割っていき+(÷1、÷2、÷3・・・)
割り算の答えが大きい順に議席を獲得する

こちらも様々な違いがあります。

名簿に順位を定めるかどうか、特定枠の有無、などは違いとして押さえておきたいです。
また、参議院選挙は政党名または候補者名、どちらを書いても良いので、
投票用紙としてはどれですか?といった問題にも対応できるようにしたいですね。

さいごに

時事問題がよく出る学校を受けるのであれば、
選挙翌年の過去問でどのような出題のされ方をしたのかを見ておくのも良いと思います。

娘の志望校では結構細かい知識を問うてくるので、
今日書いたような内容については一度伝えましたが秋~冬に改めて見直す予定です。

選挙は「世の中への関心」を確認できる設問となるので、学校側も出しやすいですよね!ばっちり押さえておきたいです。